「子供が大きくなって一人で遊びに行くことが増えたので、見守り用のGPSを使ってみたい。」
「できれば何かあったときのために、GPSだけじゃなくて通話もできる商品を探している」
子供が大きくなって、目の届かないところでも遊ぶようになり始めると
我が子の成長を実感しながらも、不安も大きいもの。
そこで、
『何かあったときのために、子供用の見守りGPSを用意しよう』と思っても
子供の見守り製品は、なにしろ種類が多すぎる。
一体どれを選べば良いのかと、悩んでしまう人も多いと思う。
私も、いちど
イオンモールで子供を迷子にして、それはそれは大騒ぎになった。
それがきっかけで見守りグッズを導入することになった。
色々と見比べ、物によっては実際に試してみて
悩みに悩み抜いた結果、最終的にアップルウォッチに落ち着いた。
子供の見守りには断然アップルウォッチ。その理由。
アップルウォッチは、文字通り腕時計型の端末。
なので、
『持っていてあまり邪魔にならず、無くしにくい』
というのも大きなメリットだ。
何より、意外にも
思っていた以上に格安で使用できるので、非常に満足している。


実は、iPhoneなしで単体契約して使うことができる。

『iPhoneを持っている人』が
『付属品として持ち歩く』イメージが強いアップルウォッチだが、
実は、アップルウォッチは
本体にSIMを入れる(厳密にいうとe-SIMを使用する)ことで
アップルウォッチ単体でも使用することができる。
なので、
iPhoneを持っていない子供でも、問題なく使うことができる。
腕時計型という安全性。
『腕時計スタイルで持ち歩ける』というのは
子供にも両親にも、非常に重要なポイントになる。
・スマホ型だと、遊んでいるうちにポケットから落としてしまうかもしれない
・ベルトや首にぶら下げるタイプだと、引っ掛けてしまったときに非常に危険
・ランドセルやカバンに付けるタイプだと、どこかに放置されると肝心な時に連絡が取れない
『手に持って使う』タイプのキッズスマホや、
『首にぶら下げて使う』GPSタイプのものと比較しても
腕時計型のアップルウォッチは、紛失や怪我の心配が非常に少ない。
持たせていて安心できる。
濡れても安心、耐水性あり
もちろん、子供が持って歩く以上は
汚れや水濡れへの耐久性が、絶対必要になる。
アップルウォッチは、最も安価なモデルを選んでも
なんと水深50メートルまで耐えられる耐水性がある。
付けたまま泳げるくらいの耐水性能があるので、全く問題ない。
汚れたら、洗ってあげればいい。
ただし本体の破損だけはどうにもならないので、保護カバーくらいは付けておくのがベター。
・泳げるレベルの耐水性能あり。汚れたら洗ってあげればいい
通話もできるし、GPSで居場所も確認できる。
これは本当に便利。
さすがアップルと言うべき通信品質で、全く問題なく普通に電話として利用できる。
『GPSを利用して居場所がわかる』というのも大事だが
『いつでも相手と話せる』というのは、やはり別格。
気になったら電話をして様子を聞けるので、ものすごい安心感がある。

もちろん、何かトラブルがあったときは子供から助けを呼ぶこともできる。
万が一、本格的に緊急事態の場合は
アップルウォッチに搭載されている
『緊急SOS機能』を使うことで、警察や消防を呼ぶこともできる。


最大のメリット。子供の非常時に助けを呼んでくれる。
今回、子供の見守りにアップルウォッチを選んだのは
なんと言ってもこの機能が最大の決め手となった。
全てのモデルのアップルウォッチには、
『転倒検出機能』
というものが備わっている。
所有者が激しく転倒した際、アップルウォッチがそれを検知。
振動機能を使って手首をトントンと叩き続け、持ち主の意識をチェック。
安否確認してくれる。
もしも、所有者の反応がないようだったら
周囲に異常を知らせる緊急警報を鳴らし始める。
その後は警報音と共にカウントダウンが始まり
自動的に、119番へ緊急通報をしてくれる。
「1 分間なんの動きもないことを検知した場合は、30 秒のカウントダウンが始まり
その間、着用者の手首を叩き続け、警告音を鳴らします。
警告音は徐々に大きくなるので、近くに誰かいれば気づいてもらえます。
〜中略〜
カウントダウンが終わると、自動的に緊急通報サービスに電話がかかり、
緊急連絡先にも Apple Watch が連絡してくれます。
電話がつながると、Apple Watch で
着用者の転倒が検知されたことを知らせる音声メッセージ
が再生され、
着用者の現在地 (緯度経度座標) が緊急通報サービスに伝えられます。」
子供の身に、何かあったとき。
誰にも気づかれず、放置されてしまうような事態は避けたい。
しかし、両親もずっと監視しているわけにはいかない。
持ち主の非常時に助けを呼んでくれる機能が、アップルウォッチには備わっている。

見守りに使うための条件とオススメの使い方
絶対条件、揃えるもの。
アップルウォッチを子供の見守りに使うためには、少し条件がある。
・親がiPhone6s以降のモデルを持っていること(ウォッチの初期設定に必要)
・子供用に、アップルウォッチ4以降のセルラーモデルを用意すること
上記2点が必須となる。
とはいっても
iPhone6sより以前ともなると、かなり古い機種。
現役で使っている人はほとんど居ないんじゃないかと思う。
かたやアップルウォッチのモデル選びには、絶対に注意が必要。
セルラーモデルじゃないと、SIMを読み込ませることができない。
ここを間違えないように気をつけないと、高額商品なだけに
文字通りエライコッチャになる。

格安運用にはauのウォッチナンバープランがベスト
必要なものを揃えたら、auショップへ向かう。
そして
「ウォッチナンバープラン」
というプランに加入する。
月間データ使用量 | 通話料 | 国内SMS | |
ウォッチナンバープラン | 250MB | 22円/30秒 | 送信3.3円(受信無料) |
これがアップルウォッチ単体での使用ができるプランで
なんと月額350円。価格破壊。
ちなみに、
auの『ウォッチナンバープラン』はそれだけ単品プランでの契約をすることができる。
いま使っているスマホのキャリアがauじゃなくても、問題なく加入できるのがありがたい。
※契約時にはアップルウォッチのシリアルナンバーを確認されるので、事前に控えておくのがおすすめ。
(ウォッチメニューの『設定→一般→情報』から確認できる)
裏ワザ?FaceTime通話を使うことで156時間の無料通話
ちなみに、アップルウォッチと通話をするときは
FaceTime(アップル製品同士でのみ使用できる通話アプリ)
を使うのがおすすめ。
ウォッチナンバープランには、月250MBまでの無料データ通信がついている。
FaceTimeの音声通話は同じくデータ通信を利用して行われるので
計算すると、
ひと月あたり、約156時間までの無料通話ができる。
そうは言っても、出かけ先の子供とそんなに長電話することはないと思う。
なので、実質のところ通話無料になる。
『電話をするときは、FaceTimeで』
これを守っていれば、月額基本料金の350円以外に費用がかからない。これは安い。
※ちなみにFaceTimeを使用せず普通に156時間の電話をすると、
通話料は41万1840円くらいかかる。凶悪。

デメリットは、端末代の高さ(←実は高くない)
ここまで良いことばかり伝えてきたが
なんだかんだ、一番気になるのは価格面ではないかと思う。
アップル製品は、全体的に高額。
私もはじめアップルウォッチを買うかどうか迷っていた時は、何よりここがネックだった。
しかし、色々と調べてみると
最終的なところを考えると、実は決して高くはない・・
それどころか、むしろ逆にコスパ良いんじゃないかという結論に至り購入した。
買う時も高いが、売るときも高い。
最初にかかってくるのがウォッチ購入代金。
この価格は確かにハードルが高い。
しかしApple製品は、
中古市場での買取りが高額になりやすいという、
他メーカーの端末には決して真似できない大きなメリットがある。
最終的に不要になって売却した場合の事まで考えると
トータルの支出は、実はそこまで高額ではない。
※例えば、この記事を執筆している時点で
メル○リで『中古のアップルウォッチSE』の販売履歴を見てみると、
平均して20000〜30000円ほどの価格で取引されていた。

(↑よりリアルな条件にするために、商品状態は『キズや汚れあり』で検索している。)
それでもこれだけの高値で売ることができる。
これが、アップル製品最大のメリット。
このメリットを最大限活用するためにも、中古品は積極的にオススメする。
なぜなら買った値段と同じ値段で売れる可能性があるから。
そうなれば、実質タダで使うようなものだ。


子供が使うものでもあるし、与えるなら中古品くらいが気楽だったりする。(大人の都合)
かくいう私も子供には中古品を与えた。
アップルウォッチを探すならゲオオンラインストアやイオシスがおすすめ。
どちらも大手ショップなので品数も多く、品質保証もしっかりしている。
もちろん売らずに使っても良い。長持ちするので元は全然取れる。
比較的高く売れるので、トータルでの出費はかなり安く収まるが
もちろん、壊れるまで普通に使いきってしまうのもアリ。
アップル製品はかなり長い期間サポートされる。
かなり古い機種でもけっこう長期的にサポートされるので
安心して使うことができる。
子供が不要になったら親が使ってもいいし、
もし兄弟姉妹がいるのなら
そのままお下がりで下の子に使ってもらうこともできる。
アップルウォッチは、パーツのバリエーションもかなり多い。
カバーもベルトも交換してしまえば雰囲気はガラッと変わるので、男の子も女の子も大丈夫。
また、新旧でデザインが大きく変わらないので
多少古いモデルでも、一見しただけでは全くわからない。
古っぽく見えないのもメリット。
まとめ
『長く使うためにも、できるだけ費用を抑えたい』と思うのは仕方ないこと。
しかしそうは言っても、使い物にならないレベルの商品も実在するので
ある程度の選別は、絶対に必要。
ものによっては、
GPSの精度が悪過ぎて全くダメだったり
SOSボタンを押しても、通知がこなかったりする(実体験)
色々な見守り商品を試してみたが
やっぱり『安物買いは銭失い』なんだなぁと思い知った。
ちょっと高いからと避けていたアップルウォッチだったが
色々と調べるうちに、
コスパ的には決して高額ではないことがわかった。
そして、いざ使った上で
今のところこれが正解だと使用を続けている。
製品としての挙動の良さはもちろん問題ないし
サポートが長いので、安心して長期間使える。
そして不要になったときの売却額も、他製品と比べるとケタ違いに高い。
その上、月々350円の格安料金で運用できると考えれば
これはもう決して割高ではない。
むしろコスパ最高とすら言える。

初めてアップルウォッチを腕につけた長男は、腕時計で電話ができることに大興奮。
いつでも居場所がわかるし、どこにいても通話ができるので
こちらも安心して送り出せる。
そのうち大きくなると「iPhoneが欲しい」なんて言い出すんだろう。
そうなったら、アップルウォッチは長女に譲って
引き続き見守りに使おうと考えている。
アップルウォッチを探すならゲオオンラインストアやイオシスがおすすめ。
どちらも大手ショップなので品数も多く、品質保証もしっかりしている。