パチンコや競馬、オートレースなど
様々なギャンブルがある。
もちろん全員、一攫千金を夢見て参加する人ばかりだと思う。
中にはいわゆるガチ勢という、『本気で稼いでいくつもりで研究に研究を重ねる人たち』
もいるだろう。
だが、それがあくまでもギャンブルである限り
『主催者側がゲームの多くの部分を牛耳っていること』
『胴元が絶対に損をしないようにコントロールされていること』
以上は念頭に入れておかなくてはいけない。
その上で、なんとか利益を上げて収入源にしたいと思うのなら
なるべく勝ちやすい(勝率の高い)勝負を選ぶ
というのは、絶対はずせない条件になる。
勝ちにくいギャンブル

宝くじは最悪
宝くじはギャンブルなのか?
と思う人もいるかもしれない。
しかし、
買ったくじがゴミになるか金券になるかは完全に運でしかなく、
そこに個々のスキルや経験が介入する余地は全くない。
れっきとした、勝つか負けるかのギャンブルだ。
その上で、実はこの宝くじ
世界的に見ても類を見ないほど最高に質の悪いギャンブル。
宝くじの当選金の出所は、みんなが宝くじを買うことで集まったお金。
それを『数名の当選者で振り分けましょう』というものだが
なんと宝くじは、集まったお金の半分をまず国が徴収してしまう。
こんなに胴元が強欲なゲームはそう多くない。
当然、みんなから集めたお金をいきなり半分もさっ引くものだから
当選金額に充てるお金はかなり減る。
少ないお金を大勢に行き渡らせることは難しい。
そこで、
『当選する人数自体を少なくする』もしくは
『当選の数は多くして、当選金額を下げる』のどちらかということになるが
やはり当選金額が高額でないと、宝くじの魅力を演出できない。
なので前者の、当選の数を徹底的に減らすという形になっている。
宝くじが確率的に全く割に合わないギャンブルであることは、
確率論などを学んだことがある人は、間違いなく知っている。
なので、ある界隈では
『宝くじは情弱税』などとも言われている。
無知ゆえに、自ら進んで宝くじを買う。
そしてほとんどの場合、お金を国に徴収されるだけに終わる。
彼ら彼女らを皮肉った表現らしい。
準・悪質なギャンブル
宝くじほどではないが、なかなか悪質なギャンブルは他にもある。
それが競馬・競輪・オートレースだ。
こちらも、当選金額の出所は参加者から集めたお金。
このお金を、主催する胴元が最初に25%もさっ引いてしまうという
宝くじに次いで主催者が強欲なもの。
しかしこちらは、各個人の予想が偶然にも当たりまくると
当選者がウジャウジャ存在する事になってしまう。
なので、ご周知の通り
『当選する確率が高いものに関しては、当選金額を下げる』
という形でお金を出し渋っている。
これでは、本気で勝ちにいく人ほど儲けることができない。
競馬、競輪、オートレースなどは
『ときどき勝つことはあるけど、トータル終始ではマイナス』
だという人が多いはず。
当たりやすいものに関しては当選金額をかなり下げてくるので、
たまに勝ったとしても、負けた時に払ったお金を回収できないようになっている。
国営のギャンブルは悪質なものが多い
これまででお気づきかもしれないが
宝くじも競馬も競輪もオートレースも、全て公共で運営している公営ギャンブル。
これらは例外なく『当選率が異常に低い』か、
『当選金額が非常に安い』かのどちらかで
勝負の効率は悪く、全く割に合わない。
ギャンブルというのはそもそも
『勝つか負けるかの勝負』
『勝ったら利益、負けたら損失』という、非常にわかりやすいもの。
肝心の、勝つ確率をめちゃくちゃ低くされたり
勝ったとしても、トータルでは利益にならないほど当選金額を下げられたりすれば
当然、勝負の効率は悪く、稼ぎにくくなる。
公営のギャンブルはこんなものばかり。
不利な勝負だとわかっていない人たち、無知な参加者達から集めたお金は
国や政府がほとんど回収していく。
だからこそ、『情弱税』などと言われている。
効率の良いギャンブル

パチンコは悪くない
世間的なイメージだけを言えば、宝くじなどより印象は悪いかもしれない。
しかし、前述までの悪質なギャンブルに比べて
パチンコは、比較的勝ちやすい効率の良いギャンブル。
全てのギャンブルに通ずるものだが
こちらも、当選金の出所は『ゲーム参加者達から徴収したお金』。
パチンコの場合、集まったお金総額のうち胴元の取り分は一般的に3%くらいと言われている。
残る97%ほどのお金をみんなで取り合う形になるので、
確率的にも金額的にも、比較的稼ぎやすいギャンブル。
もちろん、勝つ確率が高いということは、
スキルも何も無いのに偶然儲かってしまう初心者もそれなりに多いため
『今日パチンコ初めてなのに勝っちゃった!』なんて人も多い。
それだけに、初心者が非常にハマりやすいという点は注意が必要で、
『たまたま大儲けして以来、すっかり通うようになってしまった中毒者』を大量に抱えることで成り立っているビジネスと言える。
実は株が最も勝ちやすい

今まで話に上げてきたギャンブルと比較して、実は最も勝ちやすく稼ぎやすいのが
『株』に他ならない。
株式トレードにおいて、胴元の取り分(手数料)はだいたい0.5%以下がほとんど。
なので、参加者から集めたお金はほとんどが当選金(とは呼ばないかもしれないが)に充てられる。
それに、
株は基本的に上がるか下がるかの2択でしかないので、勝つ確率も割と高めで
勝ったときに稼げる金額も高額である場合が多い。
買った株が上がるか下がるかは完全に50%なので
勝率も等しく50%となる。
1/2の確率で勝てるギャンブルだと思えば、かなり勝率が高いことがわかる。
結果、ギャンブルとしては非常に効率がよく勝ちやすく、稼ぎやすい。
株はギャンブルじゃない?
話は横に逸れるが、
本気で投資として取り組んでいる人たちからすると
『株式投資はギャンブルじゃない!』という意見や異論もあろうかと思う。
元は私もそう思っていた派の人間なので、その気持ちはわかる。
私も、以前は息巻いて
『勝ち続けている人がいるという事は、そこには何かしらの勝つ方法があるはずだ』と
その手法を探るべく、十数年にわたって値動きを観察してきた。

しかし、紆余曲折しながらも行き着いた結論は、
残念ながら期待とは裏腹に
非常に単純明快、かつどうにも否定のしようがないものだった。
・株式の価格は、『直近で取引された価格を表示しているだけ』に過ぎない。
上下どちらにも値が動くオークションのようなもの。
・『他の参加者がどのタイミングでいくらの価格で取引をするか』なんてのは
本人(他の参加者全員)に聞く以外に知る手段がない。
・つまるところ、価格の推移方向を予見するのは不可能。
以上のことから、
『株の動きは予測できるものではない=上がるか下がるかは確率50%のギャンブル』
と、結論づけた。
短期的な値動きを予測する為の出来高の研究など、かなり力を入れてやっていた。
この結論は最後まで悔やまれた。
(それでも)株で儲けた人はけっこう多い。
ある価格で株を買ったとして
『その後の価格が上がるか下がるかは他人の取引次第』であって
他人の動きなんて、どうあっても予測できるものではない。
それでもやはり、
株が非常に勝負の効率が良いギャンブルであることは間違いない。
前述の通り、勝つ確率は50%。勝率はかなり高めの部類になる。
さらには競馬やパチンコと違って、
『負けたからといって、元手がゼロになるということはない』のも魅力的。
株は、決済しなければ損失が確定しない。
『利益になるまで持っておく』という強引な勝ち方法が通用するのも、株のメリット。
経済的な歴史の話をすると
実は、株式は長期的にはほぼ確実に値上がりする。
なので、
長時間保有する根性さえあれば、必ず儲けることができるというメリットがある。
株がほぼ確実に稼げる理由は以下の記事↓
本気でやるなら、勝ちやすいところで戦うのが絶対。
勝負の鉄則は
『自分が勝てる土俵で戦うこと』
『勝率の高い、勝ちやすいところで戦うこと』
例えどんなに優秀な人だったとしても、
そもそも勝つ確率が低い勝負を続けていたら、一生勝てないかもしれない。
言葉遊びのように聞こえるかもしれないが
ギャンブルは、
勝ちやすいゲームをちゃんとを選べば、ギャンブルであってギャンブルではない。
経験やスキル、状況の判断能力が稼ぐ力に直結する頭のスポーツ。
『勝負の効率と確率を正しく理解できる人』だけが、勝ちやすい場所を見つけて稼ぎ始め
『そうでない人』が、勝者の資金源(養分)になり続ける。
稼いでいる人が多いところで勝負する。
テレビやネットなどで、たまにギャンブルで生計を立てている人が登場するが
そういう人たちは、どんなタイプのギャンブルをしているだろうか。
宝くじや競馬、競輪という人はほとんど居ないだろう。
ほとんどがパチンコやスロット、そして株などじゃないだろうか。
ギャンブルで稼げるようになりたい!という人たちには、これがかなりのヒントになると思う。
