格安SIM。
よく名前を聞く有名どころをピックアップして、比較してみた。
スマホ料金を安く抑えるには、乗り換えが
『手っ取り早くて』『手間もなく』『節約効果が高い』
あらゆる節約にはガマンが伴うが、スマホの乗り換えに関してだけは
さしてガマンすることもなく、
それでいて年間で数万円の節約になることもあり
費用(手間)に対する効果が、非常に高い。
乗り換え検討中の人は、ぜひ参考にしてほしい。
楽天モバイル | LINEMO | mineo | ワイモバイル | UQモバイル | |
特徴 | 通信し放題で 通話も無料 | LINEの通信が無料 | ぴったりの プランを柔軟に選べる | セット割で30GB最安 | 10分の無料通話 |
回線 | docomo au 自社回線 | SoftBank | 大手3社から選べる | SoftBank | au |
楽天モバイルがオススメの人
・通話無料&通信し放題で気兼ねなく使いたい
・楽天市場を使うのでポイントが貯まると嬉しい

LINEMOがオススメの人
・普段はほとんどLINEしか使わない
・毎月の通信量が少なく3GB以下か、たくさん使っても30GB以下
mineoがオススメの人
・自分にピッタリなプランをムダなく選びたい
・通信速度にはそこまでこだわらない
ワイモバイルがオススメの人
・自宅の光回線も乗り換え予定
・月々の通信量が30GB以下

UQモバイルがオススメの人
・電話をすることが多く、通話時間が10分以内
・衛生通話を使ってみたい
やはり最強は【楽天モバイル】

格安SIMといえば、主要どころは楽天モバイル。
【通話/通信し放題&速度制限ナシ】のプランがあるのは楽天だけ。
スマホを格安で気兼ねなく使いたい人は、もう楽天モバイル一択だと思う。
楽天最強プラン | ||
(〜3GB)1078円 | (〜20GB)2178円 | (無制限)3278円 |
楽天モバイルのメリット
・プランがシンプル&コスパ高い
・専用の通話アプリ利用で通話が無料
・あまり使わなかった月は自動で安くなる(〜1078円/月)
・楽天市場でポイントが+5倍
・常に何かしらのキャンペーンをやっているので、乗り換えた瞬間からお得
楽天モバイルには、『楽天最強プラン』というひとつのプランしかない。
月々の使用量に応じて金額が変わるというスタイルになっていて、非常にコスパが高い。
使用量が少ないと自動で安くなる
・使用量3GB以下だと1078円/月に
・使用量20GB以下だと2178円/月に
・それ以上はどんなに使っても3278円/月
あまり使わなければ勝手に安くなり、1078円まで下がる。
逆に、どんなに使っても3278円以上にはならない。
プランとしては非常にシンプルで、コスパもかなり高い。
その上、通話アプリを利用すれば通話料さえも完全無料になるので
電話とネット、どんなに使い倒しても3278円以上のお金がかからない。

『スマホ料金をチェックするだけで100ポイントプレゼント』キャンペーン
ただ安いだけじゃない。付帯するメリットがデカい。
他にも、楽天モバイルユーザーの特別優遇がある。
楽天市場の買い物で付与されるポイントが常に5倍になるというのは、かなりデカい。
元々のお買い物獲得ポイントが
・100ポイントだった場合、5倍の500ポイントに。
・300ポイントだった場合、5倍の1500ポイントに。
楽天モバイルユーザー優遇で、楽天ポイントがガンガン貯まるようになるので
貯まったポイントで日用品や必要なものを貰うようにして、さらに節約になる。
ちなみにポイントは楽天モバイルの使用料に充てることもできるので、
ポイントを上手く稼げれば実質無料でスマホを使うことも可能。
乗り換え特典、がっつりポイントが貰える。
楽天は常に何かしらのキャンペーンをやっていて、常にお祭り状態。
ユーザーをメチャクチャ優遇して甘やかすのが楽天モバイル。
・他社から乗り換えで10000ポイント
・初めての利用で7000ポイント(過去利用客の再契約でも2162ポイント)
・お友達紹介で紹介者に7000ポイント、お友達に13000ポイント
・ポケットWi-Fi端末を1円でプレゼント
楽天市場を利用する人なら、間違いなく【楽天モバイル】に乗り換えた方がいい。
ポイント還元率がすごいことになるので、
定期的に欲しいものを買えるくらいのポイントが、気付けば勝手に貯まっている。

使用する上での注意点は、
・都心部のような通信が混雑する場所に弱いこと
・壁が厚い地下やビルの中では繋がりにくいこと。
繋がりさえすれば通信速度は速いので、自分の生活圏を考えて検討したい。
通信品質が安定の『LINEMO』

非常に安定した通信を提供できているのがLINEMO。
LINEをよく使う人、 LINE以外はほとんど使わない人は第一候補になると思う。
ベストプラン | ベストプランV | |
(〜3GB)990円 | (〜10GB)2090円 | (〜30GB)2970円 |
LINEMOのメリット
・データ通信30GBまでなら2970円とかなり安い
・5分内の電話かけ放題付き
・LINE関係のデータ通信が無料(これを利用すれば通話料無料も可)
繋がりやすさはかなり安定していて、
都心でも地方でも、通信が集中しがちな昼のタイミングでもストレスなく利用できると評判。
LINE関係の通信料が無料
これはかなりトガった特徴だと思う。
LINEでメッセージや画像のやり取りをしたり、テレビ電話をしたり
その他もろもろの通信料が無料になる。
もし、『電話を使う際のメインがLINE通話になっても問題ない』という人なら
これを上手く使えば、通話料も実質無料になる。
格安プランで月額990円
もし、ひと月のデータ使用量が3GB未満という人であれば
下位グレードの『LINEMOベストプラン』がおすすめ。
月額990円で使用できるので
データ通信量にこだわりがなければ、単品ではこれが最安値。
LINEMOは、どのプランでもLINE関係の通信料は無料なので
ほとんどLINEしか使わないような人なら、絶対にこのプランがお得。
ちなみに、サービスに5分間分の無料通話も含まれているのも嬉しい。
LINE通話だと都合が悪い、普通の電話が必要な場合でも大丈夫。
コレ!というプランを選べる『mineo』

個人的にも、mineoはかなり異質な存在。
マイそくプラン | ||
スーパーライト (最大32kbps) | 250円/月 | |
ライト (最大300kbps) | 660円/月 | |
スタンダード (最大1,5Mbps) | 990円/月 | (YouTube見るならコレ以下) |
プレミアム (最大5Mbps) | 2200円/月 |
マイピタプラン | ||
1GB | 1298円/月 | |
5GB | 1518円/月 | (あまり通信しない人でもこれくらいはあった方がベター) |
10GB | 1958円/月 | |
20GB | 2178円/月 | |
50GB | 2948円/月 |
mineoのメリット
・好みの(通信しやすい)キャリアを選べる
・通信の『速さ』か『量』かで、柔軟にプランを決められる
mineoはけっこう特殊で
docomo、au、SoftBankの3回線の中から
使いたい会社を選んで使うことができる。
使用する環境に合わせて、その状況に強いキャリアを選んで使うことで
通信の途切れや遅延など、余計なストレスを減らすことができる。
その上で、通信プランだが
『通信速度で選ぶプラン』と『通信容量で選ぶプラン』の2種類がある。
通信速度で選ぶプラン『マイそく』
『マイそく』は
好みの通信速度を選んで契約する、変わり種のプラン。
普段のスマホの使い方から、必要な通信速度を確かめてみて
それに対する、不足のない範囲のプランを契約することで
コレ!という自分にピッタリなプランで契約することができる。
マイそくプラン | ||
スーパーライト (最大32kbps) | 250円/月 | |
ライト (最大300kbps) | 660円/月 | |
スタンダード (最大1,5Mbps) | 990円/月 | (YouTube見るならコレ以下) |
プレミアム (最大5Mbps) | 2200円/月 |
全部で4種類あるが、正直なところ
今どき、スマホで動画視聴なんて珍しくない。
そのあたりを考えると、ほとんどの人は必然的にスタンダード〜プレミアムプランになると思う。
スタンダードより安いプランの通信速度でも、
Webサイト閲覧くらいであれば大丈夫だとは思うが
ちょっと重たい動画広告なんかが流れると結構キツくなる可能性がある。
マイそくプランには、実質通信制限がない
このプラン、なんと言っても通信量に関する制限が一切無い。
(厳密には3日間で10GBまでという目安があるが、普通に使っていて3日で10GBも使用しない。)
なので、例えばもし
『たくさん使いたいけど、通信速度はほどほどで良い』というような人なら
ライトプランくらいにしておけば、月額660円で使い放題になる。
通信量で選ぶプラン『マイピタ』
『マイピタ』は
月々に通信可能な量で選ぶプラン。
こちらは割と一般的なプランだと思う。
マイピタプラン | ||
1GB | 1298円/月 | |
5GB | 1518円/月 | (あまり使わない人でもこれくらいはあった方が良い) |
10GB | 1958円/月 | |
20GB | 2178円/月 | |
50GB | 2948円/月 |
こちらは今更説明するまでもないが、最低限不自由なく使おうと思ったら
5GBプランくらいは必要かなといったところ。
通信速度自体は非常に優れていて、格安プランとは思えない品質で
動画視聴もサクサクいける。
家族とセットで超安くなる『ワイモバイル』

ワイモバイルはSoftBankのサブブランド。
もちろん回線はSoftBankのものを使うので、つながりやすさは非常に安定している。
シンプル2プラン | 家族割引 | 光回線セット割 | |
4GB | 2365円/月 | 1078円/月 | 1078円/月 |
30GB | 4015円/月 | 2728円/月 | 2178円/月 |
35GB | 5115円/月 | 3828円/月 | 3278円/月 |
ワイモバイルのメリット
・【家族割引】や【光回線セット割】の割引率が高い
・30GB以下プランなら他社と比べても最安
・余ったデータ通信量のくりこしができるので、ムダなく使い切れる
全体的に見て、通常だとそこまでお得感のあるプランはないが
家族割や光回線セット割での割引率が非常に高い。
『月々の通信量が多くても30GB以下』という人なら
光回線セット割を使うことで、他社のどこよりも安くなる。
また、余ったデータ通信分を翌月に繰り越せるので
支払った料金分のデータ通信をしっかり使い切りやすいのも魅力的。

ただその代わり、割引を受けるには
『家族全員で乗り換える必要』や『光回線を契約する必要』があるので
自分のスマホ料金だけでなく、そちらの費用もかかってくるので注意。
10分のかけ放題は『UQモバイル』だけ

UQモバイル、こちらはauのサブブランドになる。
一応、格安SIMの部類にはなるが
料金の安さというより、特殊性で勝負している印象。
ミニミニプラン | トクトクプラン | コミコミプラン |
(4GB) 2365円 | (15GB) 3465円 | (33GB) 3278円 |
割引後→980円 | 割引後→2178円 |
UQモバイルのメリット
・他社と比べて唯一、10分間の無料通話がつくプランがある
・衛生通話が使える
・余ったデータ使用量を翌月に繰り越せる
プランはかなりシンプルで、上記3択だけ。
正直、どのプランも他社の似たような条件のものと比べると割高感が否めない。
また、ワイモバイルと同じく
割引を受けるには光回線の契約が必要になるので、スマホ利用料とは別の費用がかかってくるところにも注意。
ただ、こちらは他社と比べても唯一の『10分間無料通話』プランがあることと
『衛生通話』という特殊なサービスが使用できるところが面白い。
安さだけを言えば、他社に軍牌が上がるが
他社に無いサービスを提供しているので、それだけでも検討の価値アリ。
通信はau回線を利用するので、通信品質はかなり良いところもメリット。